仕事や日常生活で崩れた状態の姿勢や身体に負担がかかる姿勢が続くと筋肉が緊張し、関節が固まってしまいます。

その緊張した状態が長い時間続いてしまうと骨格のポジションがずれ、神経（末梢神経など）を圧迫し、血流が悪くなることで、強い痛みやしびれ、感覚麻痺など、手足に力が入りにくくなります。

手足のしびれに繋がる、骨格のポジションがずれる原因としては、姿勢不良や交通事故のような外部からの強い衝撃などがあげられます。

慢性的に腰痛や肩こりをお持ちのかたも予備軍といえるでしょう。

手のしびれが起こる直接的な原因は首の周辺に存在することが多いです。

首の骨（頚椎）の変形やズレ、骨と骨の間にある軟骨（椎間板）によって、神経が圧迫され、手のしびれが引き起こされる。筋肉が凝り固まって神経が圧迫されているという場合があります。原因は骨盤や背骨などの部分にあります。仕事や日常生活で崩れた状態の姿勢や身体に負担がかかる姿勢を続け、頸椎のアーチが乱れ、筋肉には無理な負荷がかかり凝り固まった筋肉がしびれを引き起こします。

指や手首、肘などが動かしづらくなる「運動神経麻痺」と、物を触った時の感覚が鈍くなったり、指先などがピリピリする「感覚神経麻痺」の2つがあります。

運動神経とは、脳などから出て各筋肉に向かう神経のことを言い、負担がかかったり傷ついたりするとしびれなどの感覚が現れます。感覚神経とは、身体にある感覚受容器で受け取ったものを脳へ伝える神経のことを言い、この神経に負担がかかるとしびれや感覚異常が現れます。

足のしびれが起こる直接的な原因は骨盤の周辺に存在することが多いです。腰椎の変形や仙腸関節と呼ばれる関節のズレによって、筋肉が負荷により凝り固まってしまいます。この凝りを長期間放置してしまうと神経が圧迫されて足のしびれが起きる場合があります。

ではなぜ、骨盤が歪み、筋肉が凝り固まってしまうのでしょうか？骨盤になにも異常がないのであれば、筋肉に過度な負荷はかからず、筋肉は適度に緩んだ状態が保たれます。しかし、骨盤が歪んだ状態だと筋肉は本来ではかからない負荷がかかります。過度に引っ張られたり、縮んだ状態で凝り固まってしまいます。

その場合、改善に必要なことは、骨格を正常な位置にもどすため、硬くなった筋肉を緩め圧迫された神経の興奮を鎮めなくてはなりません。

骨盤矯正や整体治療で身体を整えることで、しびれを解消できるかと思いますので、一度、玉名市の速治膏の吉田整骨院までご相談ください。明るい笑顔を取り戻せるようサポートしていきます。

手足がしびれている状態をそのままにしておくと、「筋力の低下」「しびれの慢性化」「スポーツパフォーマンスの低下」など、日常生活の中に支障がでてくる事にもなります。

手のしびれを生じる病気として代表的なものに手根管症候群があります。この病気は何らかの原因で手首にある手根管というトンネル内で正中神経が圧迫されることにより生じます。

多くは原因不明であり、更年期以降の女性に多く発生します。しびれが一時的で改善する方もいますが、手のしびれを放置すると、親指から薬指の半分（親指側）の感覚が鈍くなり、繊細な動かし方や、つまむなどの動作などのボタンを掛けたり、財布からお金を出したりがしづらくなります。また病気が進行すると痛みや熱さが分からなくなり、けがややけどの危険性も出てきます。

さらに親指の付け根の筋肉が痩せてきて、親指と人さし指で円が作れなくなったり、物がつまみにくくなります。

患者さんの中には、手がしびれているけど、日常生活で大して困っていないからと、様子を見ている方も結構多くいらっしゃいます。

これは、症状がゆっくりと進行するため、実際には手の機能が落ちているのに、その状態に慣れてしまい気付きにくいです。手根管症候群は治療が遅れるとしびれや手の運動障害が残ってしまうこともありますので、手足のしびれが続いたときは、痺れが出たらすぐよくなるだろうとは思わずに、できるだけ早めに手の治療を行っている病院の受診をお勧めします。